黒岩 愛（2017年入社・総合職）／ 全日本空輸株式会社 企画室MaaS推進部 出向

—これまでの経歴と、現在の業務について教えてください。
2017年に入社し、東京支店国内グループにて、コミュニケーターとして国内線の予約・案内業務を約2年半経験しました。
2019年11月よりANA企画室MaaS推進部に出向しております。業務内容としては「出発地から搭乗まで」「降機から最終目的地まで」のルート案内を可能にする「空港アクセスナビ」の連携拡大のために、鉄道やバスなどの地上交通や移動に付随するサービスを提供している事業者などと社内外で協議を重ねています。
また、「Universal MaaS」という、障がい者、高齢者や訪日外国人など何らかの理由で移動をためらっている方々が、快適にストレスなく移動を楽しんでいただけるように、あるべき姿の検討・実証実験を行い、社会実装の開始を目指しています。

—現在の業務のやりがいを教えてください
MaaS（Mobirity as a Service）とは様々な種類の交通サービスを、需要に応じて利用可能な一つの移動サービスに統合することです。フィンランドから始まった概念ですが、日本は民営の交通事業者が多く、それぞれの課題やルールが異るため、事業者間の連携は容易ではありません。しかし、正解がないからこそ自分たちで考え、実現するために行動することができるため、とてもやりがいを感じながら業務をすることができています。
また、Universal MaaSでは、車いす利用者や視覚・聴覚に特徴を持った方々からお話を聞くことで、今まで知らなかったことに触れたり、日常生活での新しい気づきを得るなど学びが多く、知識向上や新しい発想など自身の成長にもつながっていると感じます。
さらに、MaaS推進部は半分以上がANAグループ会社からの出向者で構成されています。それぞれ様々なバックグラウンドがありますが、各々の得意分野を業務に生かすことで、ワンチームとして取り組むことができています。

—今後の目標を教えてください。
現在の部署では、ANAグループ内外の方とやり取りする機会が多く、提案力・交渉力の必要性を日々感じています。今は上司や先輩に助けていただきながら進めていますが、今後は主体的に進めることができるようになり、いずれは後輩から目標にしてもらえるような社員になりたいと思います。
また、コロナ禍で移動が制限されている一方で、移動したい、旅行したいという気持ちはより一層高まっていると思います。空港アクセスナビやUniversal MaaSについて、より多くの方に知っていただき、お客様が安心して移動を楽しんでもらえるようにこれからも取り組んでいきたいと思います。
そして、出向という貴重な経験を今後に活かし、ANAテレマートならびにANAグループの成長に貢献できる人財となるように努めていきます。